乳酸菌ヨーグルトのフリーズドライにトライ、凍結乾燥で乳酸菌食品は保存可能なのか大実験です。

朝食の定番の乳酸菌といえばヨーグルト、そのヨーグルトを凍結乾燥機で処理するとどうなるのか試してみました。

美味しく体にうれしい乳酸菌を凍結乾燥機でフリーズドライ

フリーズドライに使用する乳酸菌ヨーグルト

ヨーグルトと言えば乳酸菌と良質なたんぱく質、カルシウムやビタミンなど体にうれしい栄養素でいっぱい。
ヨーグルトの原種菌もフリーズドライで保存されているそうです。

ビフィズス菌などの乳酸菌は善玉菌を増やし腸内環境を整え、免疫力のアップ、花粉症などのアレルギー症状の緩和、美肌効果も期待できて積極的に摂りたい食品と言えますね。

今回は菌が生きている凍結乾燥ヨーグルトに挑戦です。
真空凍結乾燥機でそのままの乳酸菌フリーズドライを作ってみました!

凍結乾燥されたヨーグルトの歴史は古い?

ヨーグルトの歴史は古く、ご存知ブルガリア地方では数千年も前からすでにヨーグルトが作られていたとか。
始まりは木桶や皮袋に入れておいた乳に偶然入り込んだ乳酸菌によってできたもの。
昔、偶然にできたヨーグルトも今や研究が進み、私たちの体に必要なさまざまな効果が期待できる機能性ヨーグルト(プロバイオティクスヨーグルト)がスーパーでも数多く並ぶようになりました。
ヨーグルトを体に欲しい機能で簡単に選べるようになりました。
そのままでは早くに腐ってしまうので、原種となる菌はなんと凍結乾燥機にてフリーズドライ処理されて長期保存されているようです。
乾燥することにより持ち運びも管理も簡単になり、少しの原種菌を培養していつでもおいしい乳酸菌製品が作れるようになったとか、これも真空凍結乾燥機が発明されたから可能になったことなんでしょうか?

乳酸菌ヨーグルトを使ったフリーズドライ開始!!そのレシピは

スーパーで簡単に手に入るプレーンタイプヨーグルトで凍結乾燥ヨーグルトを作ります。
雑菌の混入繁殖を防ぐため使用する容器、器具は全て熱湯消毒をしておきます。
ヨーグルトを開封したら軽く混ぜてから容器にいれます。
真空凍結乾燥機に入れたら準備完了です。
あとは装置にまかせて、出来上がるのを待ちます。

凍結乾燥機に使用する乳酸菌ヨーグルトを容器にうつした所

フリーズドライヨーグルトの完成

取り出すと容器の重さだけしか感じられない位、凍結乾燥ヨーグルトってとても軽いんです。
表面は小さなヒビが入り、わずかにヨーグルト特有の爽やかな香りがしています。
サクサクを食べるとパックをあけた時の食感にすぐに戻ります。
口に入れる前はパリパリで中に入ると滑らかな食感になんともいえない食感です。

フリーズドライ完了後の乳酸菌ヨーグルト

フリーズドライヨーグルトを粉砕してみました。
あっという間に凍結乾燥ヨーグルトパウダーの出来上がり。
なめてみると爽やかなヨーグルトの酸味とクリームチーズの様な滑らかな舌触り、かなりイケマス。
凍結乾燥機にかけた後粉末化した乳酸菌ヨーグルト

フリーズドライヨーグルト粉末を使って自家製乳酸菌ヨーグルトを作る!!

熱湯消毒したガラス容器に45℃位に温めた牛乳を入れます。
フリーズドライヨーグルトをスプーン3杯ほど入れてよくかき混ぜます。
サラサラなのであっという間に溶けてしまいます。
蓋をして保温バックの中にしまい、暖かい場所に放置します。

凍結乾燥機にかけた後粉末化した乳酸菌ヨーグルト 牛乳にフリーズドライした乳酸菌ヨーグルトを振りかける

放置して8時間ほど経った頃でしょうか。
牛乳の中にドロリとした塊が出来ていました。
「出来た!凍結乾燥自家製ヨーグルト!」
フリーズドライで作った凍結乾燥種菌ヨーグルトを使って簡単にヨーグルトが出来ちゃいました。
さらさらに乾燥した状態でも乳酸菌はしっかりと生きているんですね。

フリーズドライ粉末を振りかけた後保温容器に入れて保管

出来たヨーグルトを冷たくしてそのままいただくのもいいですが、沢山出来てしまった場合は、こんなことにも大活躍させちゃいます。
漬け込むことで、魚の臭みを取ったり、お肉の繊維を柔らかくしたりと料理の下ごしらえに大活躍です。

また、小麦粉とオリーブオイルを適量混ぜ、適度な固さにねります。
もうお分かりですね、ヨーグルトパックです。
仕上がりは、しっとりとしていて、凍結乾燥ヨーグルトのような白い肌?とまではいきませんがとても”いい感じ”です。

自家製フリーズドライ粉末からつくった乳酸菌ヨーグルト完成

フリーズドライヨーグルトでまた楽しい時間を過ごしました。
前回の納豆に続き、菌が生きたまま物性を壊さず、長期保存を可能にする 凍結乾燥製法はすごいですね。

次は何に挑戦しようかな?

ページの先頭へ